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ミサワホーム ピエール・オーギュスト・ルノワールの生涯と筆跡カレンダー 11月です。

いよいよルノワールのカレンダーも、あと2月を残すのみとなりました。
こうして辿ってくると、ルノワールの人生も波乱万丈ですね。
さて、今月のカレンダーは、上に3点似たようなデッサンが並んでいますが、
これは何を意味するのでしょう。「5人の人物に囲まれて座る女性」というタイトルが
付けられています。人物の描写が右にいくに従って克明になっていきますね。
左の文字は、ルノワールのものではありません。建築家のシャルル・ル・クールという
の文字で、1860年代後半に親しくしていた画家のジュール・ル・クールのお兄さんです。
その人が「ペンで描かれたこの3点の人物画は、オーギュスト・ルノワール
ものであることを証明する」と書いたのです。
このデッサンは、真ん中の長椅子に座っているヴァランティーヌ・ド・ボッフルモン
大公夫人邸でのシーンで、夫人の右手に画家ジュールとシャルル・ル・クール、
ポール・ダグラス大尉夫妻、左手にヴァランティーヌと結婚する
ジョルジュ・ビベスコ公が描かれています。
建築家シャルルの設計で建てる邸宅の装飾画をビベスコ公がルノワールに依頼していて、
そのためのデッサンだったらしいですね。ルノワールは、これをもとに壮大な絵画に
仕上げようと考えていたそうですが、残念ながら実現しませんでした。
ここにモデルとなり、描かれている人物は全てルノワールを当時
支えていた人たちでもあったのです。
このデッサンは、パリのオルセー美術館に所蔵されています。
絵の背景にある実際の物語を読み解いて行くのも面白いものです。

さて、今月11月があなたにとって最良の日々でありますようお祈り申し上げます。




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